阿川八幡宮イヌマキ巨樹群

 トップページに戻る 「巨樹・古木・珍木」へ戻る 最終更新 2001/12/13


山口県豊浦郡豊北町阿川





山口県指定天然記念物
阿川八幡宮イヌマキ巨樹群
昭和五十三年三月三十一日指定
イヌマキは南西諸島に多い樹種であって日本列島では通常照葉樹林内に散見される程度で純林を形成する例は少ない。
イヌマキは適潤地に多く生ずるもので,本樹が低平地に位置すること,林内にホルトノキ,クス,(中略)などの沿海地に多い照葉樹林の主要構成要素である常緑広葉樹が散在することなどから自然林の遺存と推定することもできるがあるいは所伝のように植栽起源のものかもしれない。
何れにしても成長の遅いイヌマキがこのような巨樹群によって林分を形成することは稀なことでイヌマキ樹冠群の相観の典型を示すものとして生態学上の価値が高い。
これら巨樹群のうち道路に面したイヌマキ(目通り周囲四.三M)は枯損部が大きいとはいえ県下最大のものであり,社殿西側に接するもの(目通り周囲三.三M)は岩国市大蔵神社の三.八Mに次ぐもので樹勢はさかんである。
注意事項
一.木柵のうちに車を乗入れないこと
一.樹木にキズをつけたり根をいためないこと
一.付近ではたばこを吸ったり,たき火をしないこと
昭和五十三年十一月一日
豊北町教育委員会




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